よ日記

イタリア旅行3日目 ミラノ〜ベネツィアへ

朝8時、ホテルをバスで出発。ミラノを出てベネツィアへ。ミラノ 朝

ミラノは通勤時間なのか道路が混んでいる。道脇にはやっぱり二重駐車の車。地下駐車場は掘ると遺跡が出てくるので造れない。立体駐車場も美観を損なうので造れない。昔は馬車が交通の主流だったので車がなかった。現代になって、道を広くして新しい工法で駐車場なりを造った方が安上がりだけど、みんな古い街を大切にしているのでそれはしない。道脇の黄色い線などで区切っているところが有料駐車場。駐車スペースがあんまりないからか二人乗りの小ベンツ(スマート?)もよく見かけた。乗ってるバスは路面電車の線路の上も平気で走っている。道を行く車の色はグレーが多い気がした。あと青色も結構いる。ミラノ 駐車場


この時間帯はちょうど通学時なのか大きなリュックを背負った母親と子供が道を歩いている。学校にロッカーがないので教科書一式毎日持ってこないといけないそうだ。子供の8割が腰痛で悩んでいるらしい。小学生らへんまでは親の付き添いで登下校するのが普通と添乗員さんが言っていた。

事故車。ミラノ 事故車


ミラノ郊外に出て高速に乗ったら霧がすごくて風景がまったく見えない。でも途中で晴れた。車窓は一面の畑。ブドウが植えてある。あとは何かわからん。畑を全部田んぼにしたら東北か北海道の風景になるのかなー。高速に乗って一時間ほど走ったところで山の斜面に広がるベルガモの風景が見えた。

高速のインターで見つけた鴨人形。こいつもめちゃかわええ。ミラノ 高速インターの鴨人形


畑では日本でよく見かける、田んぼの中にある巨大看板とかそういう広告類がまったくない。時々牛や馬、羊の放牧を見かける。

お昼の12時ごろにベネツィアの入り口到着。世界遺産なのでバスが乗り入れる際は通行料を払う。一台につき200ユーロ。
ベネツィアは潟の上にある街なのであんまり土地がない。ここに住んでいるのは先祖代々のベネツィア人かお金持ちだそう。ベネツィアには大きな橋(リベルタ橋?)を渡って入った。橋の入り口両脇にはベネツィアの守護聖人・聖マルコのシンボルの羽のあるライオンの像。エジプトで亡くなった聖マルコの遺体がベネツィアに納められているそうな。ベネツィアでは羽のあるライオン像やレリーフをいたるところで見かけた。

橋降りてからすぐまた船に乗り換えて、ベネツィア中心部にあるホテルに向かった。
船待ってるときに見かけたご婦人と犬。犬フッサフサ。
ベネチア おねテリア


ホテルに荷物を置いてから、サンマルコ広場を抜けたところにあるレストランで昼食。イカ墨パスタ。黒い。

ベネツィアは路地に入ると面白い。細い石畳の小道を挟んで古いレンガの家が建っている。いたるところに水路。運河の水が時々上がってきて家の一階が冠水してしまうこともあるらしい。住むのは二階で一階はお店として利用されている。何年か前、サンマルコ広場が股下まで冠水したことがあったそうだ。

お昼食べたからイタリア人ガイドさんの付き添いでドゥカーレ宮殿とサン・マルコ寺院を見学。ルネサンス時代に建てられた宮殿は(もともとは9世紀に建てられたが、火災にあったので15世紀に建てなおした。)栄華を極めたベネツィア共和国の政治の中心だったという。広間には金ぴかの装飾と天井には巨大な油絵が施されている。ベネツィアはフレスコ画だと湿気が多く、すぐ漆喰がだめになってしまうので湿気に強く変色しにくい油絵が発達したそうだ。ティッツリアーノ、ベッリーニ、ティントレットの大作で壁面が埋め尽くされていた。開いた空間もさまざまな裸体彫刻が施されていて肉々しい。

宮殿の階段の前の階段にいらっしゃる、イルカを持った全裸のおじさんが海の神様のポセイドン。海に囲まれたベネツィアの守り神。ここにもライオン彫刻がたくさんある。

宮殿横の河を隔てたところにある牢獄も見学。宮殿と牢獄をつなぐ渡り廊下みたいな橋は「ため息橋」と呼ばれているそうだ。かつてこの牢獄に連れて行かれる囚人が、橋を渡るとき窓から見える風景を見てため息をついたという。今はこの橋の下でカップルがキスをすると必ず結ばれるという名所になっている。ガイドさんが、この橋の名を出すたびに「愛のため息、イヒヒヒヒ」と変な笑い方をして面白かった。
実際牢獄の中は、カップルが書いたと思しきハートマークと自分の名前の落書きだらけ。

宮殿を出てからサン・マルコ寺院へ。ビザンチン様式の大聖堂。トルコのモスクのような外観。聖堂の中はモザイク絵画がびっしり。聖書の話の場面ごとにモザイクで表現されている。モザイクで描かれた人物の背景は金一色。遠近法も何もない空間処理。でも逆に聖人やキリストの姿がはっきりと浮かび上がる。構図もシンメトリーだけど厳粛で力強い感じがした。ルネッサンス期のモザイクは色による立体感や遠近法で細かい表現の技術が素晴らしかった。でもなんかビザンツ様式の平面的に表現されたモザイクのほうが、説得力があってありがたい気がした。

後はベネツィアグラスの工場で解散。あとは自由行動。サン・マルコ広場はハトだらけ。腕を大きく広げると、ハトがえさくれると思って寄ってくる。肩や頭にのっかてくる。広場ではおじさんやおばさんがハトえさを売っている。奈良の鹿せんべいみたいな感じ。広場の地面はハト糞だらけ。
自由時間に歌つきのゴンドラに乗った。ゴンドラ乗り場。賑わってる。ベネチア ゴンドラ渋滞
料金は一人45ユーロ、二人で90ユーロ。円にすると1万5千円。ベネツィアの運河は生活排水を濾過はしてるけどそのまま流れ込んでる状態らしいのでにごってる。魚もいない。でもゴンドラから見る街の眺めは本当に美しい。赤土色のレンガの壁や黄土色の壁に焼緑青色の窓、窓からはゼラニウムの明るい緑と赤い花が見える。時々川幅は2メートルとお知らせする標識もあった。アコーディオンの演奏にあわせて歌い手さんが5曲ほど披露してくれた。気楽な感じの明るいテンポの曲。声もよく響く。ベネツィアでゴンドラに乗るのは京都で人力車に乗る感じなんだろうけど、まぁベネツィアらしい雰囲気で面白かった。水上からベネツィアの町並みが見られるのがいい。ベネチア ゴンドラからの眺め

日本画でイタリアの風景を描いてる人をよく見かけるけど、レンガや壁の歳月を経たやさしい自然な色合いは確かに岩絵の具と相性が良さそう。なによりどこを切り取っても風景に味わいがあって絵になるなぁと思った。

ゴンドラを降りてちょっとうろうろしてから5時半ぐらいにホテルに戻る。少し眠って7時にご飯。アサリのボンゴレとサラダ、海老やイイダコのフライ。このホテルのご飯はなかなかさっぱりしていておいしかった。
8時半過ぎ部屋もどる。明日は一日自由行動。いっぱい歩くことにして明日の準備して寝る。

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